看護師として500人規模の病床をかかえる病院やクリニック、特別養護老人ホームを経て、現在は介護デイサービスWith根岸で働いています。実は病院で看護師をしていた時から、介護施設での仕事をもっと深く知りたいと考えていました。しかし、いざ介護業界への転職活動を始めてみると、年齢制限がありずっと勤務することが難しかったので、再び、クリニックに再就職し、夫が癌を患い看取るまで介護をしていました。その時に、ここで働いておられたスタッフさんから、デイサービスで一緒に働きませんかと声をかけていただき、かれこれ今年で5年目になります。看護師としても35年目を迎え、今も現役で仕事ができていることに感謝しています。
看護職として、主に利用者様の健康維持・衛生管理を担当しています。朝、利用者様の到着時に体調をしっかり確認するため、バイタルサインのチェック・記録を行います。この時に、顔色や表情、会話の調子からも利用者様の体調を観察し、普段とは異なる様子が見られた場合は、その日一日、常に声がけをしながら様子を見守ります。入浴後の褥瘡や潰瘍、創傷の処置、昼食後の服薬管理など医療的なサポートも行いながら、トイレや食事の介助、食器類の消毒、手すりの掃除などを徹底することで、施設からコロナ感染症によるクラスターが発生しないよう努めています。突然の体調不良など緊急時には、応急処置や医療機関への連絡などを行うこともありますね。
また、利用者様の褥瘡や潰瘍、創傷の消毒や処置は気を引き締めて行っています。この処置の良し悪しが、利用者様を快方に導く最も大切なことになります。利用者様は、処置用品を持っていらっしゃらないこと多いので、絆創膏や包帯、脱脂綿、医療用消毒液、塗り薬など最低限のものは施設で用意し、自分なりに工夫しながら、適切な処置をしてきます。利用者様が自宅で少しでも楽にすごせるように、ご家族様にも状況をきちんと伝え、個々に寄り添った看護・介護ができるようにしています。
最後に、With根岸は利用者様も、スタッフも、明るくて楽しい雰囲気のある施設です。それは、利用者様とよくコミュニケーションをとり、脳トレやリハビリなど小さな目標を到達した時や上手にできた時には自分のことのように喜ぶスタッフが多いからなのではないかと思います。そんな和気あいあいとした雰囲気がずっと続くよう、これからもスタッフ同士協力し合っていきたいですね。
H介護職員より
橋本さんは看護師ということもあり、利用者様をよく見ています。私が利用者様を見て1気が付くとしたら、橋本さんは10気が付く、本当にそんな感じです。また、誰に対しても優しいので皆から好かれています。